持ち前の責任感でチームと事業資金を2年間支え続けた高校時代。(STSH運営管理久慈詞音インタビュー)
- STSH
- 2022年2月11日
- 読了時間: 4分

久慈詞音運営管理
岩手県立花巻農業高等学校卒業 高校2年生でSTSH設立メンバーとなる。学生時は地域補助金、支援金補助の運営、経理を行う。高校時代に高校生対象ワークショップの開催を経験。学生時代は地産地消のソーセージを開発し農業クラブプロジェクト発表岩手県大会最優秀賞を受賞した。
STSH第一期生プロジェクトが終わりましたが今の心境は?
久慈)ガイドブックが完成しとても嬉しいです。約2年間、メンバー全員で取材と編集を行い、一つの素晴らしいガイドブックを完成でき、地元の魅力を改めて感じる良いきっかけにもなりました。一方でメンバーで取材をしたり集まることがなくなってしまうこと、何かを企画する機会が減ってしまうので少し寂しいです。

久慈さんがおっしゃった”何かを企画すること”実際にご自身で何を企画したんですか?
久慈)中高生対象のワークショップです。私が学生時にワークショップに参加した際に、知らない人と一つの議題について討論し、議題についてだけでなく、その人のことも知ることができて楽しくて。互いに遠慮せず話すことで、自分では気づけないことや様々な意見を聞けること、これから多くの年代と関わる機会が増える中高生に、自分の意見をいうこと、見方は一つだけじゃないということを感じて欲しく開催しました。
普通の学生はワークショップを開催する側に回ることはないと思うのですがその行動力はどこで培ったのでしょうか。

久慈)STSHの活動や高校での生徒会活動で培いました。それまでは、話し合いの時は常に聞き役にまわり、積極性のない学生でした。(笑)積極性のない学生は何事にも躊躇せず取り組むことを意識して欲しいですね。

地域づくり補助金が町で採用されたときはどう思いましたか。
久慈)紫波町から自分たちの企画が認められ、支援してくださる方が決まった時はすごく嬉しかったです。しかし、それと同時に町からいただいた10万円という大金の管理運用が不安になりました。自分たちのお金ではなく、町から出たお金。グループの資金管理の代表をしていたためとても責任を感じました。この重要な役割をしたことでお金の管理の難しさ、効率をよく運用できる方法などを学ぶことができました。

久慈さんは17歳にして運営管理の立場から多額のお金を事業のために管理をしていたと聞きました。すごい責任力の持ち主ですね!
久慈)団体の為のお金なので管理するのがとても不安でした。なので、STSH専用の引き出しを作り、資料や美品と一緒に厳重に管理していました。常にあるか確認したり、計画的に使用すると共に支援してくださった方への感謝を忘れないことを心がけていました。

そんな久慈さん!女子メンバーからは安心する存在と言われております。その責任感は元々お持ちなんでしょうか?
久慈)自分で言うのもあれなんですが、責任感は元々持っていたと思います。(笑)女子は行動力がある反面、慎重生が少しかけているところがあり、そこは自分がしっかりしなきゃいけないと思っています。特に代表の吉田は歩くだけでも死の危険性があり、保護者目線で見ています。

資金の運営方法でメンバーと意見が別れたことはありませんでしたか?
久慈)資金の使い方でメンバーで意見が分かれることはありませんでしたか?
もちろんありました。しかし、自分で解決したりモヤモヤにするのではなく、メンバーと話し合い、全会一致になるように心がけていました。
何かを始めたい学生や、資金を求める学生が金銭的支援を求めている方にアドバイスをお願いします。
久慈)金銭的支援を行なっているイベント、運営などについて調べてみたり、お金がかからない方法を調べるのも良いと思います。また、誰か他の人に相談してみるのも良いと思います。僕も力になれることは分かりませんが、相談に乗ります!
そんな久慈さんの将来の夢は?
将来の夢は、ビックな男…というよりは刺激的な日々を送りたいですね(笑)

それでは最後に久慈さんが高校生へ伝えたいこと、お願いします!
久慈)高校生だからできること、高校生にしかできないことはたくさんあります。なので、何事にも挑戦してください!!そして何気なく一緒に過ごしている友達はいつか離れてしまいます。友達との時間も大切にしてください。
〜久慈さんの高校生におすすめの作品〜

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