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高校2年生の頃、事業を立ち上げた時は周りにバカにされました。でも、自分の武器が欲しかった。(STSH代表吉田くるみインタビュー)

  • 執筆者の写真: STSH
    STSH
  • 2022年2月5日
  • 読了時間: 5分

更新日:2022年2月12日



吉田くるみ STSH代表 


岩手県立不来方高等学校外国語学科卒業/関西外国語大学所属

高校2年生で地元を離れ、カナダに行き、地域の魅力に気づきく。帰国後学生で地域を発信する団体”STSH”を立ち上げる。学生時代は観光ガイドブック出版カフェ設営映像制作を運営。

高校時代に東京2020年高校生英語スピーチコンテストファイナリストとして日本の開催を伝える学生として活動。


●代表吉田くるみがSTSHを立ち上げた理由→こちらから


第一期生プロジェクトが終わりましたが、今の心境を教えてください。


吉田)正直「やっと終わった!」っていう気持ちが第一でした。でもその後じわじわと寂しい気持ちが込み上げています。高校2年生の頃から自分の事業運営をずっと行なってきたので、STSHがない毎日が信じられないというか。逆にどういう風に自分が過ごすのか気になります。

高校生の頃ほとんど事業に費やす!?どのように部活と学業と事業を両立したのですか?


吉田)全然両立してません(笑)高校時代は成績も悪かったので。ただ、私の学科は英検二級所得が暗黙ルールというか。なので、それは受験が忙しくなる3年生の前には取得しました。あとはセンター試験の英語がクラスで一応9割目指していたのでそれくらいです。平日学校が終わった後はひたすらパソコンを叩いて、電話をして、事業の準備をしていました。勉強は授業の隙間時間で単語、お風呂でリーディングしていました。受験期はメンバーとも話して休業をいただきましたし、私本当に効率悪い人間なので高校で自分よりも語学が堪能なみんなが羨ましかったです。私は必死にもがいてやっと周りと同じ土台に立てた人間だったので。


そんなにも大変な毎日の中で事業を辞めたいとは思わなかったのですか?


吉田)忙しいのが大好きなので思わなかったですね。仲間と泣いたり、喜んだり、怒ったり、落ち込んだり、波瀾万丈な毎日を楽しんでいて心地よかったんだと思います。




吉田さんの今までの話を聞くと、楽しい部分が多いように思えますが、逆に大変だった部分というか、辛かった部分はありませんか。


吉田)楽しい部分がある分辛かった分も同じくらいありました。一番は編集作業でした。編集期間は大学生になってからだったので、一人暮らしでバイトも入れずに徹夜で家に引きこもってやっていたので心も金銭的にも苦しかったです。それにだんだん“書かなきゃ“の気持ちでいっぱいになってしまって一体自分が何を描きたいのか、わからなくなって。メンバーや大人の方々各種取材先からの修正の電話が鳴り止まなくメンタル的にもしんどくて。そんな自分が一番許せなくて辛かったですね。でも、メンバーとの唯一の電話が本当に救いでした。あの時は周りに弱音を吐いてしまった自分を責めていましたが、あれからメンバーには弱音を吐いていんだと思いました。


そこまでしてSTSHをやり続けたのはなぜですか?


なんででしょうね(笑)メンバーとプロジェクトに挑戦する時間が友達と遊んだりするよりも遥かに楽しかったことですかね。あとは自分に自信を持ちたかったんだと思います。


“自分に自信を持ちたかった“吉田さんは今まで自分に自信を持っていなかったんですか?


「周りからは自分に自信を持っていそう」ってよく言われます。でもきっと自信を持っているように見せるのが上手いんです。高校に入って自分よりも才能がある子をたくさん見てきましたし、嫉妬心で溢れていました。そんな自分が情けなくて嫌いでした。だから、自分で始めた事業で結果を出して自分の武器を持ちたかった。っていうのが当時の私にはあって、今の私にもあるんだと思います。


吉田さんがSTSHの事業を当時始めた時周りの声はどうでしたか。


吉田)3割は“すごい”と言ってくれました。それは今のメンバーと紫波町の地域おこしの方々、役場職員の方です。両親と先生には勉学に集中するように言われたので、あまりよく思ってもらえませんでした。友達にはからかわれました。学校でも知らない子に大きい声でバカにされましたし、仲が良かった友達にも痛い目で見られたこともありました。そして、自分のメンバーも私と同じように言われていました。それが一番辛かったです。でもその時辞めるしかないと思った私にメンバーが「私は大丈夫。今辞めたらもったいない、必ず見返そう」と言ってくれました。この言葉はたまに今でも思い出しますし、救ってくれた一言です。学校にメディアが来たり、SNSのフォロワーが増えてきた頃に周りがやっと認めてくれました。最近は事業を始めたい大学生や高校生からメッセージが届くようになって嬉しく思います。




吉田さんのこれからの目標を教えてください。

吉田)そうですね。正直今回のSTSH事業は点数をつけなら50点。STSHのコンセプトである「学生で地域を世界に」の「学生」にフォーカスしすぎてグローバル性に欠けました。今後また展開するときは学生の関心度を生かしながらみんなでグローバルに活動できる機会を提供したいです。そのためにも今は知識と経験を積むこと、勉学に励みたいと思います!



吉田さんが高校生の皆さんに伝えたいこと。教えてください。


吉田)私が初めてお仕事でお給料をいただいたのは高校2年生でした。地域活性化の講演会で登壇した時です。当時の私は部活が終わった後、お仕事をする高校生になるとは思ってもいませんでした。“やりたい”と思ったらそれはあなたが夢中になれるスタートです。高校生の頃は失敗を恐れずにやりたいと思ったらすぐに始めた方がいいですよ。失敗しても周りが助けてくれるので。私の場合は事業運営でしたが部活でも、勉強でも。今あなたが何か大きなことを始めたいのなら一歩歩んでみてください。この事実があなたを強くします。またその際はぜひ私に連絡ください!相談でも、サポートでも!私にできることがあればさせてください。



〜STSH吉田くるみの高校生におすすめ作品〜


競争の激しい韓国のハイテク業界で、夢をかなえるべく若き起業家たちが奮闘するさまを描く。主人公のソ・ダルミは、幼いころに両親が離婚。唯一の友だちであり姉のインジェと離れ離れとなり、ナム・ドサンという男の子との文通が心の寄りどころとなっていた。しかし、ドサンの正体は、彼女を心配した祖母とある少年ジピョンが作り上げた架空の少年だった。この文通が、大人になったダルミと周囲に大きな影響を与えていく。








 
 
 

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